どう考える?ニッポンの教育問題 教育問題はなぜまちがって語られるのか?
どう考える?ニッポンの教育問題 教育問題はなぜまちがって語られるのか?
―「わかったつもり」からの脱却―
| 編著者 | 広田照幸・伊藤茂樹 |
| 巻数 | 全1巻 |
| 体裁 | 四六判・ソフトカバー・269頁 |
| 本体 | 1,500円+税 |
| ISBN | 978-4-284-30442-9 |
| 刊行年 | 2010年09月刊 |
・日本図書館協会選定図書 ★続刊予定★ この他、充実のラインアップで |
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特 色
大モンダイの教育問題!
□少年犯罪は凶悪化している!
□子どもの自殺原因の主な理由はいじめだ!
□親子関係は希薄化している?
□学者や評論家の発言はかなり信用できる!
□海外の教育は進んでいる!
□昔の教師はみんな優秀だった?
…みんな教育問題について語るけど、これってホント!?
「わかったつもり」になってない?
出口のない水掛け論や居酒屋談義があふれる教育論に終止符を打ち、
きちんと教育問題を考えるための「超」入門書が遂に登場!
教育界のオピニオンリーダーとして活躍する、広田照幸と気鋭の研究者・伊藤茂樹が書き下ろす“教育問題を考えるため”の「超」入門書!!
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、東京新聞、中日新聞、教育専門雑誌、TBSラジオ、ダヴィンチ、週刊アスキーなど多数のメディアで紹介されています!!
amazon、紀伊國屋書店(新宿本店)、ジュンク堂書店(池袋本店)の教育書部門1位を獲得しました!!
内容構成
はじめに
第1章 教育問題って何?
1 そもそも教育問題って?
「社会的に」がポイント/「問題だ」とされている問題
2 教育問題はつくられる
二つの道具―言説と活動/「いじめ」と「プロレス」は同じ?
言説を通して知る「教育問題」/言説が問題をあぶりだす
ゆがみや偏りは?
第2章 事実認識を疑ってみよう!
1 事実認識、診断、対策―三つのレベルの議論
2 どうしてこんなにもまちがうの?
情緒的な断定が多すぎる/現状の認識は難しい
専門家だってまちがえる/事実と意見・意識とを区別する―三つのポイント
3 ポイント1 報道の量はあてにならない
いじめが増えたから報道が増えた?/一人歩きする殺人や虐待のイメージ
4 ポイント2 意識調査もそれほどあてにならない
みんなが思い込んでいるだけかも/家族関係は希薄化しているの?
親子関係も希薄化している?
5 ポイント3 自分の観察だけを信用しすぎるな
身近な観察には意味があるけど・・・・・・/あなたの身近な世界が偏っているかも?
下位集団による分化/「自分の例が正しい」という誤り
はじめの、そして重要な一歩
第3章 事実を読み解くカギ
1「事実に関する情報」は事実そのもの?
正しい情報ってなんだろう?/くわしい情報ならよいのか
よりましな情報とダメな情報
2 へそ曲がりな問いから始めよう
情報の裏にある「意図」を見抜く/みんな覗き趣味
背後にある対立をみつけよう/報道する側の意見が反映する
思い込み報道のタレ流し/あまりにひどい珍説
勉強することもお忘れなく!
第4章 情報はどうにでもなってしまう
1 情報はどう扱われるのか
例外的なケースにとらわれてはダメ/過度の一般化はダメ
2 データ収集の問題
統計データは実態をあらわすか/「暗数」に注意を!
「定義や基準」の変化にも注意しよう!
3 過去はバラ色、隣の芝は青い
過去を美化してしまう私たち/外国を美化してない?
情報とうまくつき合って!
第5章 「原因の説明」「評価の仕方」は大丈夫?
1 因果関係の説明をうのみにしない
あやしい原因論があふれている/研究と現実はちがう
現実社会の因果関係の不確実性/大多数にはちっともあてはまらない!
社会の変化で説明がひっくり返る
2 個別ケースを理解することの難しさ
複雑な原因―結果の連鎖構造/全体を読みとる難しさ
3 わかりやすさのワナ
原因をもとめる心理/悪玉をさがしやすい
因果関係の説明とのつき合い方
第6章 解決策の問題点
1 手段はひとつじゃない
有効な手段、無効な手段/過激な手段、穏和な手段
2 効果は数字で示せるの?
解決策の効果をどう考えるか/測定論者の皆さまへ
3 教育の力を過信するな
教育の力で何でも実現できるのか
4 副作用にも目配りしよう!
思いがけない困った事態/解決策を慎重に考えてみる
第7章 教育問題は「心の問題」か?
1 「心の問題」という落とし穴
心理学のブーム/「心理主義」ってなに?
神から社会へ、そして心へ
2 「心の問題」としての教育問題
問題行動は「心の問題」?/心の状態に名前をつける
3 「社会的要因」への視角
「社会的要因」―育児不安の例/個別のケースと社会現象
不登校と社会的要因/不登校と家庭の社会経済的問題
4 「心の問題」から見落とされがちなこと
社会の仕組みを変える方策を/社会的要因について議論する
第8章 教育問題にどう向き合えばよいのか
1 しっかりとした見識をもつために
「紋切り型」の語り方からの脱出を/教育問題についての「リテラシー」
「偏った言説」も読みこなしてしまう/現状認識の難しさ
病気と似ている点、ちがう点
2 最後に―広い視野で教育問題をみるために
「問題化」の功罪/教育問題に「正答」はない
ブックガイド
問題行動(いじめ、不登校、少年犯罪)
学力問題/格差社会、貧困と教育
若者論/教育問題をどう考えるか、教育改革
あとがき






