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特別支援教育・福祉年史集成 第II期(完結)

特別支援教育・福祉年史集成 第II期(完結)

 

特別支援教育・福祉年史集成 第II期(完結)

カタログPDF

監修

津曲裕次(長崎純心大学教授・筑波大学名誉教授)

解説

津曲裕次

巻数

全5巻

体裁

B5判・上製・総約2,500頁

本体 揃:120,000円+税
ISBN 978-4-284-30756-7
刊行年

2015年01月刊

特別支援教育・福祉史における重要な学校・施設の年史を集成。遂に完結!
先駆者・篤志家による創設期の血のにじむ苦労から、激動の昭和を越え、新しい時代へ…貴重な歩みをふり返り、活きた記録を次代に伝えるために!
〈おすすめ先〉
公共図書館・大学図書館/社会福祉・社会事業,教育学等の分野における研究者/特別支援教育・社会福祉に携わる方/都道府県および市町村教育委員会・社会福祉課など

 
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特 色

特別支援教育の活きた歴史
入手困難な全国の盲、聾、特別支援学校・施設の年史を障害別・地域別にはじめて集成し、好評を得た『障害児教育・福祉年史集成』。その続編が、多数の要望に応えてついに刊行! 読者は、歴史や教育理念に加え、教員や生徒の回想も交えた資料により、特別支援教育を包括的に捉えることができる。

重要な学校・施設を集成
国立秩父学園・大阪市立聾学校・白川学園など、日本の特別支援教育の歴史をたどるうえで重要でありながら、前回収録することができなかった学校・施設の年史を中心に構成。藤倉学園・近江学園など前回収録した学校・施設に関しても、その後をたどる続刊・最新版を収録!

研究者必携の貴重資料
聾教育における口話法と手話法や、いわゆる盲聾分離、戦後の学校教育法・児童福祉法など、特別支援教育の歴史において欠かせないトピックを、生徒数の変遷、設備、カリキュラムなどから具体的に捉えることができる貴重資料。第10巻に津曲裕次による解説を付す。

各巻構成

全II期●収録文献一覧
(*発行元は、発行時の名称です。 *収録文献・巻構成は変更になることがございます。)

第II期

第6巻
びわこ学園の50年「生きることが力になる」
社会福祉法人びわこ学園(2013年)
東大寺整肢園創立50周年記念誌 華(はな)
東大寺整肢園(2005年)


第7巻
福井県立ろう学校七十年史
福井県立ろう学校創立七十周年記念事業後援会(1986年)
創立百周年記念誌
福井県立盲学校(2013年)
 

第8巻
名聾八十年史
愛知県立名古屋聾学校(1981.年)
大阪市立聾学校七十年史
大阪市立聾学校(1972年)
本校聾教育七十年の歩み 大阪市立聾学校七十年史別冊
大阪市立聾学校(1970年)
 

第9巻
「ひなどり学園」50年の歩みと知的障害児通園施設の今後
社会福祉法人白川学園(2004年)
百年のあゆみ―百萬遍から鷹峯―
社会福祉法人白川学園(2009年)
六方 特集号 学園だより 復刻版
社会福祉法人六方学園(1991年)
文化の華を(創立八十周年によせた復刻版)
社会福祉法人六方学園(2006年/ 2011年改訂版)
広島県立盲学校創立八十周年記念誌
広島県立盲学校創立八十周年記念誌編集委員(1995年)
 

第10巻
高知県立盲学校創立五十周年記念誌
高知県立盲学校(1982年)
創立70周年記念誌
熊本県立盲学校(1981年)
解説(津曲裕次)

 

第I期(既刊)
第1巻
光明(こうめい)50年
東京都立光明養護学校(1982年)
「あゆみ」愛育養護学校50年史
学校法人愛育学園愛育養護学校(2007年)
藤倉学園90年史―霊魂(たましい)は神に受け入れられ
社会福祉法人藤倉学園(2010年)
第2巻
北海道小樽聾学校創立百周年記念誌
北海道小樽聾学校創立100周年記念事業協賛会(2006年)
創立100周年記念誌
青森県立八戸盲・聾学校創立100周年記念事業協賛会(1990年)
創立40周年記念誌
岩手県立盛岡養護学校創立40周年記念事業実行委員会(2003年)
第3巻
20年誌
国立秩父学園(1980年)
百年のあゆみ 福島県立盲学校創立福島県盲人教育創始百周年記念誌
福島県立盲学校(1998年)
第4巻
整肢療護園のあゆみ
整肢療護園(1961年)
整肢療護園同窓会四十周年記念誌「おせんち山」57号
整肢療護園同窓会(1996年)
50周年史
社会福祉法人日本心身障害児協会 島田療育センター(2011年)
第5巻
桐が丘五十周年誌
筑波大学附属桐が丘特別支援学校(2008年)
学校三十年誌
国立久里浜養護学校(2003年)
弘済学園 開設50周年記念誌
財団法入鋏道弘済会 総合福祉センター「弘箘学園」(2003年)

刊行のことば

津曲裕次(長崎純心大学教授・筑波大学名誉教授)
 先の『障害児教育・福祉年史集成』(全11期)の刊行に対して、研究者の方々からはもちろんのこと、現場で実践に携わる方々からも、幸いに多くの支持をいただくことができ、次の企画への要望が多数よせられた。
 また、刊行から現在までの10年間で、障害児教育・福祉の領域にも多くの発展があった。障害児教育は「特別支援教育」として、従来の障害別枠組みから、発達障害を含む、複合的・重層的枠組みへと展開した。その結果、盲学校、聾学校、養護学校も、特別支援学校としての新たな枠組みへと展開しつつある。障害者福祉の領域でも、地域福祉を取り込んだ新たな動きなど、百年の歴史が刻まれた年史が現れ始めている。
 そこで、本シリーズでは、新たに『特別支援教育・福祉年史集成』(全II期)として、この間の変化を伝え、新たな展望を切り開く手がかりとすることを企画した。多くの方々の賛同とご協力をいただいた結果、本シリーズでは、『障害児教育・福祉年史集成』で収録した学校・施設の「年史」の継続として、その後の歩みを記録した資料も収録するとともに、前回は断念した学校・施設の年史を新たに収録した。
 障害児教育から特別支援教育へ至る140年余のあゆみを記録した、いわば一大シリーズとして、併せてご利用いただくことを期待したい。

推薦のことば

歴史に学ぶきっかけとなる資料
蒲生俊宏
(日本社会事業大学准教授)
 本集成により、私たちは、全国の学校・施設・病院などにおいて重ねられてきた、現在の特別支援教育へと至る実践を垣間見ることができる。例として第I期収録の『20年誌』(国立秩父学園/1980年)から往時を点描してみよう。
 B6組では、平日は9時30分から児童朝礼に参加し、午前中は図画工作と生活指導、日によって音楽、体育、あるいは国語、社会、算数、理科の合科学習、午後には体育または合科学習を実施していた(p.82)。一方、学園附属の保護指導職員養成所では、「講義のあと、生徒と一緒に養成所のふろに入られ、(中略)尽きることのない話は入浴後も続き、とうとう一泊されたのは今は亡き杉田裕先生」であった(p.255)。
 『20年誌』は、1968年度から1977年度までの10年間を対象としており、学校ではなく「精神薄弱児施設」において、児童指導員による学齢児の学習指導が展開されていたのである。養成所の講師欄には、松本栄二、妹尾正、山口薫、登丸福寿、仲野好雄といった各界の一線の名を見ることもできる。
 本集成は、現在入手困難な重要な資料が収録されており、盲・聾・養護学校、知的障害児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設等の歴史に学ぶきっかけを与えてくれる。『障害児教育・福祉年史集成』の続編として刊行を心待ちにしていたものであるが、本集成単独でみても、意義の高い貴重資料となっていることを喜びたい。


ひろく一読を薦めたい絶好の資料
山崎由可里
(和歌山大学教授)
 日本の障害者問題のあゆみにおいて画期となる障害者権利条約の批准と同時期に、『障害児教育・福祉年史集成』の続編として、『特別支援教育・福祉年史集成』が刊行される。障害児教育・社会教育史研究に携わる一人として、まことにありがたい本シリーズの特長は次の三点である。
 第一に、収録されている年史のもつ資料的価値の高さである。各学校や施設所蔵の一次資料を駆使した記述や、旧職員・卒業生・卒園生・家族等の関係者による寄稿文等を通して、我々は多様な史実を知る貴重な手がかりを得ることができる。第二に、個人で収集することが非常に困難な資料が系統的に集成されていることである。学校や施設の年史が広く市販されることは稀であり、本資料集成の活用によって、障害者問題史研究をより多面的・系統的に深めることが可能となる。第三に、各年史の全体構成、執筆者一覧、具体的な記載内容を通観することによって、各学校や施設の関係者(編集者)が先人たちの築いてきた歴史に対してどのように向き合ったかを知り得ることである。
 いわば本シリーズによって、読者は、今日の特別支援教育に至る140年にわたる日々の実践を、さまざまな側面から追体験することができるのであり、それは同時に、より確かな未来への展望を描くことにもつながるであろう。
 もちろん、本資料集成の意義は障害児教育・福祉分野に限らない。教育学分野や社会福祉分野の研究者や実践家にも一読していただきたい絶好の資料である。

*50音順、敬称略

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